歯根端切除術について
2025.08.19
大阪府阪南市尾崎町の歯医者、くき歯科医院の院長 九鬼裕之です。
今回は、「歯根端切除術について」お話をしていきます。
1.歯根端切除術とは何か?
歯根端切除術(Apicoectomy)は、歯の根の先端部分を切除し、感染がある場合には感染部位を除去する手術のことを言います。
根管治療(ルートキャナル治療)だけでは治癒が難しい根尖性歯周炎や、根の先にできた嚢胞(のうほう)を除去するために行います。
2.歯根端切除術が必要になるケース
以下に歯根端切除術が必要になるケースを記載いたします。
・根管治療後も症状が改善されない場合
・歯根の先に感染が広がっている場合
・根の先に嚢胞が形成されている場合
これらの状況では、通常の治療方法では難しいケースもあり、歯根端切除術が推奨されることがあります。
3.歯根端切除術の流れ
以下に歯根端切除術の流れについて記載いたします。
①局部麻酔を施し、患部の歯肉を切開します。
②歯の根の先端部分を露出させ、感染組織や嚢胞を丁寧に除去します。
③根の先端を少し削り、新しい充填材で封鎖します。
④歯肉を元に戻し、縫合します。
この手順により、感染の拡大を防ぎ、できる限り歯を残していきます。
4.術後のケアと注意点
術後は以下の点に注意するようにしてください。
・初日は冷たい食べ物や飲み物を避け、患部を冷やすことで腫れを抑えるようにしてください。
・痛みがある場合は、処方された痛み止めを服用してください。
・激しい運動は避け、安静にしてください。
5.歯根端切除術のメリットとリスク
以下に歯根端切除術のメリットを記載いたします。
・歯を抜くことなく保存が可能
・痛みや感染の解消
・全身への感染の予防
逆に以下にリスクも記載いたします。
・処置部位の感染
・血腫や腫れ
・痛みや不快感
6.よくある質問
Q1. 歯根端切除術は痛いですか?
A1: 手術中は局部麻酔を使用するため痛みは感じませんが、術後には軽い痛みがある場合があります。
Q2: 術後すぐに仕事に復帰できますか?
A2: 個人差はありますが、多くの場合は数日間の休息が必要です。
7. まとめ
歯根端切除術は、特定の歯科疾患に対して非常に効果的な治療方法です。
当院では正確な診断と適切な手術計画を立て、多くの患者様に喜ばれています。
もし「歯根端切除術」が必要かどうか心配な方は、当院までお気軽にご相談ください。